オランダ、世界で競争力のある経済国第6位にランクイン。

今年の世界競争力ランキングでは、オランダの順位が若干下がり、4位から6位となった。この要因は同国の高いインフレ率とコロナウイルスのパンデミックに伴う物価の急激な上昇の結果である。
IMD世界競争力ランキングは毎年、世界63カ国を調査し、政府、税制、生産性、失業など様々な要因が経済の競争力に与える影響に応じてランキングしている。

IMDは、起業家、経営者、ビジネスパートナーから寄せられたさまざまなアンケート結果と実データを組み合わせて、各国を4つのカテゴリーで評価し、総合ランキングを決定。

経済パフォーマンス(貿易、雇用、国内経済など)
政府の効率性(税制、公共支出など)
ビジネスの効率性(労働市場、生産性など)
インフラストラクチャー(教育、医療、技術など)

今年は、デンマークがスイスを抜いて1位となり、シンガポールや香港が順位を上げ、フィンランドはトップ10入りを果たした。
2018年以降、オランダは一貫してトップ10入りを確保している。今年はトップ5から転落したものの、オランダは100点満点中94,29点の総合スコアで6位となった。

IMDはロシアのウクライナ侵攻、春に発生したコロナウイルスの大流行とそれに伴う政府の規制、国際的な気候目標達成へのプレッシャーなど、この数ヶ月間にオランダが直面した多くの問題を取り上げている。

オランダはビジネス効率とインフラのカテゴリーで特に優れた結果を示し、それぞれ3位と5位に入り、いずれも2021年のランキングを上回った。しかし、ランダの総合ランキングは、経済パフォーマンス部門で2021年の2位から2022年には19位に転落し、主に生活コストの上昇と国際投資の減少が原因となっている。

2022年のランキングによると、世界で最も競争力のある経済国トップ10は以下の通りです。

デンマーク
スイス
シンガポール
スウェーデン
香港
オランダ
台湾
フィンランド
ノルウェー
米国

ランキングの詳細については、IMDのウェブサイトから確認出来ます。

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