オンライン旅行会社Hopperが発表したデータで2022年7月にヨーロッパで飛行機の遅延が最もひどかった空港がオランダの2つの空港がトップ10に入ることが分かった。
スキポール空港とアイントホーフェン空港では60%以上のフライトが遅延している。
この夏スキポール空港に関するニュースが多く、同空港は乗客数の多さと深刻なスタッフ不足によって引き起こされる非常に長い行列と過度の遅延が発生している。スキポール空港の状況は悲惨だがオランダ、あるいはヨーロッパで苦しんでいる空港はスキポール空港だけではない。実際、ヨーロッパ大陸の空港では旅行者が何時間も続くセキュリティの列に並んだり、フライトがキャンセルされたり、荷物を失くしたりして、混乱した光景が見られるようになっている。
スキポール空港はオランダの空港の中で最もフライトの遅れがひどいというわけでもない。オランダ最大のこの空港では7月最初の10日間に61%のフライトが遅延し、5,2%がキャンセルされ、全体で8位となった。しかし3位はアイントホーフェン空港で、67%のフライトが遅延し、1.8%がキャンセルされている。
7月、ヨーロッパで最も遅延・欠航の多い空港は以下の空港である。
1.ブリュッセル空港(ベルギー) - 遅延:72% 欠航:2,5%
2.フランクフルト国際空港(ドイツ) - 遅延:68%、欠航:7,8%
3.アイントホーフェン空港(オランダ) - 遅延:67%、欠航:1.8%
4.ルートン空港(イギリス) - 遅延:66%, 欠航:2,7%
5.リスト・フェレンツ国際空港(ハンガリー) - 遅延:65%, 欠航:2,1%
6.リスボン空港(ポルトガル) - 遅延:65%, 欠航:4,8%
7.シャルル・ド・ゴール空港(フランス) - 遅延:62%, 欠航:3,1%
8.スキポール空港(オランダ) - 遅延:61% 欠航:5,2%
9.コートダジュール空港(フランス) - 遅延:60%, 欠航:3,4%
10.ガトウィック空港(オランダ) - 遅延:59%, 欠航:1,4%
現在、ヨーロッパで最も定時出発率の高い空港はイタリアのベルガモ/オリオ・アル・セリオ空港で、遅延はわずか3%、欠航は1%となっている。