オランダ、タバコの価格を最大47ユーロに引き上げを検討。2040年までに。

オランダの喫煙者数を大幅に減らすため、オランダ政府は2040年までにタバコ1箱の価格を最大47ユーロに引き上げる可能性を検討している。オランダの喫煙者は大幅な値上げに直面する可能性があるという。

今後、数年間で価格を大幅に引き上げることによりオランダ国民の喫煙者の割合を2022年の約20パーセントから2040年にはわずか7パーセントまで減らしたいとしている。

マーク・ルッテ首相の内閣は、今後17年間にわたって価格を徐々に引き上げ、現在の1箱8ユーロ程度から2040年までに30ユーロから47ユーロに引き上げる可能性があるとしている。

過去数年間でオランダ国民の健康全般を改善するために国中のすべての鉄道駅を禁煙にし、すべてのタバコと巻きタバコを茶色のパッケージで販売することを義務付けるなどのさまざまな措置がとられている。

現政権が打ち出した連立協定ではすでにオランダ国内で販売されるタバコの価格を2025年までに1箱8ユーロから10ユーロに若干値上げすることが織り込まれている。これに加えて2024年からはオランダのスーパーマーケットで、すべてのタバコとタバコ製品の販売が禁止される。

国家予防協定では2040年までに若者の喫煙者をゼロにし、喫煙者数を人口のわずか5%にすることを目指しているという。

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