スキポール空港の保安検査場の職員不足により、5月23日の月曜日には何時間も行列ができ欧州連合（EU）で2番目に利用客の多い空港を利用する数千人の航空会社乗客に影響が出た。数百のフライトが数分から数時間の遅れに直面し、数十のフライトがキャンセルされた。
スキポール空港の広報担当者は、警備員の数が予定より少なかったからであるとその原因を述べた。また空港は利用客に水を提供を行うなどして対応。スキポール空港に到着してから自分の搭乗口にたどり着くまでに4時間以上もかかった乗客もいたとされる。
何時間も並んでいる人がいるため、最終搭乗コールまでにゲートにたどり着けない乗客も出てきている。空港の広報担当者は「多くの乗客がまだ列に並んでいる場合、航空会社はより多くの人がフライトに乗れるようにフライトを遅らせることを決定するかもしれない。」と述べた。また障害者、妊婦、高齢者、小さな子供連れの乗客に特別な配慮がなされているかどうかは明言されていないという。また空港のウェブサイトを利用してフライト状況に関する最新情報を入手することを勧めている。
月曜日の空港業務開始以降、297便の出発が遅れており、さらに152便の到着も予定より遅れていた。航空会社は35便の出発と40便の到着をキャンセルしその他の多くの便でゲート変更が発表された。スキポール空港のモニターサービスでは、月曜日は出発便のピーク日であり到着便も混雑する日であるとしている。
スタッフ不足がどの程度、運航の混乱を招いたかはまだ明らかではないという。またフライトが予定通りに出発できない場合、利用可能なゲートの数が制限されるため、到着便にさらなる影響を与える可能性がある。
現在、スキポール空港は、空港利用者増加に伴うスタッフ不足等により、通常に比べ、空港における各種手続きに時間がかかっており、同空港が大変混雑している旨、ホームページにて案内をしています。スキポール空港を利用の際は、同空港ホームページを確認する等して、最新の情報を入手の上、ご利用予定の飛行機に乗り遅れることの無いよう、時間に余裕を持って空港へ到着するようご留意ください。また、混雑時の空港では、幾つもの長い列ができますが、誤った列ではなく、ご自身が並ぶべき列に並んでいるかを、確認するようにしてください。
在オランダ日本国大使館
