今年1~3月の光熱費が約20%上昇か

今年1~3月の光熱費は、2020年の同時期と比較して平均20%上昇したとABNアムロ銀行は発表。この増加率はすべての所得層でほぼ同じ傾向であると同銀行は語った。

請求書に記載される光熱費が高くなるかどうかは、契約の期間や固定料金か変動料金かによって異なると同銀行は説明。その結果、個々の世帯間には大きな違いがあるが、所得グループの間にはそれほど大きな違いはない。

先週、オランダ統計局は3月のインフレ率が12%になったと発表。これは主に1年前と比較して103%上昇したエネルギー価格の変動によるものである。しかしABNアムロ銀行によると家計は光熱費の大幅な上昇をすぐに実感することはないとの見通しである。家庭の平均の光熱費は、2月の135ユーロから3月の137ユーロへとわずかに上昇しただけである。しかしガス料金の上昇は徐々に消費者のコストに反映され、特に2022年後半から2023年にかけて購買力が低下すると同銀行は予想している。

上部へスクロール